海洋プラスチック問題


プラスチックは、便利で丈夫で人々の生活に欠かすことのできないものとなりました。

この多くは使い捨てされており、利用後、きちんと処理されず、環境の中に流出し、ほとんどが最終的に海に行きます。

大量のプラスチックごみは、海の生態系に甚大な影響を与えます。例えば海洋ごみの影響により、

魚類、海鳥、アザラシなどの海洋哺乳動物、ウミガメを含む少なくとも約700種もの生物が傷つけられたり死んだりしています。

このうち実に92%がプラスチックの影響により漁網などに絡まったり、ポリ袋を餌と間違えて摂取することによるものです。

プラスチックが持つその便利さや丈夫さが仇となって、このような問題を引き起こしています。

今回、海の生き物をテーマにしたワークショップを開催するにあたって、この問題を避けられませんでした。

海の生き物を苦しめるプラスチックの網は何百年もの間、海の中を浮遊し続け、

一度、絡まったら生き物を死ぬまで苦しめることから「ゴーストネット」と呼ばれているそうです。

これらは経済的合理性や利便性を追求する私たちが生み出した亡霊のほんの一例とも言えるのではないでしょうか。

私たちにできることは何があるのでしょうか。

漁網に絡まり溺死したオサガメ(サントメ・プリンシペ)

https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3776.html

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